合格対談 2011年度 静岡大学 工学部 合格 前島 康宏 君(可児高校)
入塾して間もなく「立志イズム」を体得した。「本気の空気」を即座に身体に取り込み、誰よりも遅くまで自習室で勉強した。「オレは他のヤツより入塾が遅かったんだから、誰よりも勉強しなきゃいけなかったんです。」静岡大・同志社大・芝浦工業大全てに合格。本気の空間に身を置くことで、自らも変わる。立志イズムの継承者である。
高木先生(以下「高」):今、大学に合格しての気分はどうかな?
前島康宏(以下「前」):そうですね・・・大学が楽しみです。今までは大学受験のことしか考えられなかったんですけど、今は色々やりたいことがでてきますね。やりたいことはメモをしたりしています(笑)
高:すごいね。何でそういうことをするようになったの?
前:昔から好奇心だけは強かったので・・・。
高:なるほどね。はじめ塾に入ってどうだった?
前:塾に入る前は夏休みも宿題とかも写したりしていたんですけど、その状態で塾にきたら皆が頑張っていたものですから・・・やる気になりましたね。
高:入塾は夏頃だよね。
前:夏休みの終わりごろです。
高:塾に入る前の・・・なんというか、精神状態はどうだった?
前:駄目でしたね。「やらなきゃいけない」とは思っていましたけど、全くできなかったですね。
高:それはホントに苦しいよね。
前:それで自習室がちゃんとある場所に通いたいとは思いましたね。
塾で得られたものは、『勉強するという意識』、『時間の意識』、『物理の点数』です。
高:学校の同級生はほとんど別の大きな塾に通っていたよね? 何で立志塾を選んだの?
前:立志塾に入っていた奴らが今井とか松原とか・・・一緒に頑張っていけそうなメンバーだったので。それが大きいですね。
高:なるほどね。入塾してどう変わったかな?
前:それまでは勉強机に座ることが苦痛だったのですが、それがなくなりましたね。
高:それはでかいよね。理屈抜きにしての『やる気』ってやつは大切だね。それが何でできるようになったの?
前:やっぱり元々の焦りというものもありましたけど、塾に来れば自分の勉強机が待っていましたし、皆もがんばっていたので。
高:1回やる気になると楽だよね。日々の勉強スタイルはどんな感じだった?
前:学校終わったらそのまま塾に行って遅くまで勉強して、家帰って風呂に入って寝るみたいな感じですね。
高:家に帰るとやっぱり勉強はできなかった?
前:そうですね。ベッドで単語帳を見るぐらいでしたね・・・。そのまますぐに寝ちゃいましたし。
高:だから思いきり塾で勉強をする感じ?
前:はい。
高:だけど家とか近いよね?1回帰ってから来るという発想にはならなかったの?
前:その時間がもったいなかったので・・・。
高:なるほどね。塾に入って大きく変わった、もしくは成長したものを3つあげろって言われたら何と答える?
前:一つ目に『勉強するという意識』、もう一つに『時間の意識』、あとは『物理の点数』ですかね。
高:物理の点数は最初何点ぐらいだったの?
前:マーク模試で50点ぐらいでしたね。最終的には85点まで上がりましたけど。
高:その点数アップには何かポイントはあった?
前:物理は塾に入る前には色々な参考書に手をつけていたのですけれど、塾に入って一本に絞ってから点数が上がり始めましたね。
高:その「できる」って瞬間はあった?
前:点数はとれなくても「この問題、やったな」っていうのは増えていきましたね。間違えたその問題を解きなおしたら、その後は間違えなくなりました。
高:なるほどね。もし今、物理の勉強で悩んでいる受験生がいたら、どうアドバイスする?
前:やっぱり一つに絞ってとにかく繰り返してやれば上がると思いますね。やり方としてはわからないところがあったらチェックして、一単元終わったらそれをもう一度解く。それをやっていって全部終わったら、もう一度最初から解いていくみたいな感じですね。その時に一周目の時にできた問題も二周目にはできないことが多いので、妥協せずに繰り返すのが良いです。
高:繰り返すときは、ちゃんと解いていく感じ?
前:いや、見てすぐに方向性がハッキリするものに関しては頭の中で解いていくイメージですね。何回やってもわからないものはちゃんとやるみたいな感じです。
市進の授業は学校と違って導入と演習があったのが良かったですね。
高:市進予備校の物理の先生はどうだった?
前:良かったですね。ホントに基礎の基礎から教えてくれましたから・・・物理って基礎がわかれば結構点数は上がると思うので。
高:基礎ってホントに大事だよね。基礎があれば応用も理解できるし・・・市進の授業はどんな風に利用していた?
前:学校で授業を受けて、それがよくわからないのですけれど・・・その範囲を市進の授業を見て理解するみたいな。市進の授業は学校と違って導入と演習があったので良かったですね。
高:なるほど・・・その場で学んだ理論を使っていけるというのは良いよね。
前島君の通っていた学校って宿題とか多かったよね、自分の勉強する時間とかはどうしたの?
前:そんなに辛くなかったですよ。自分で時間を作ろうと思えば普通に作れたので・・・。やっぱりやる気ですよ。
高:そういうことだよな。前島君のやり方としては、学校の進度にあわせて市進を利用するみたいな感じだよね。
前:はい。
高:やっぱり市進の授業をやる中で参考書を読む力はつくよね?
前:そうですね。学んだ後は結構わかるんですよ。
高:文章だけではなくて、その奥を見るという感じだよね。
前:はい。書いてない事でも『こういうことでしょ?』みたいな。前は何がわからないかもわからない状態だったので・・・。
高:それがわかってきた感覚っていつ頃からあった?
前:僕ははじめるのが遅かったのでだいぶ後半のほうでしたね。センター前ぐらいですかね。
最初は90点しか取れなかった英語が最終的にはセンターで178点
高:市進の他にその感覚になった要因はある?
前:過去問を沢山解いたというのがありましたね。センターとかなんて似たり寄ったりのものばかりでしたから。
高:なるほど・・・過去問は何年分くらいやった?
前:駿台の模試の過去問なので・・・7年分ぐらいですかね。化学も同じようにやったほうが良いですね。こちらも同じようなものばかりが出ているので・・・。計算問題はどれだけ解いたかにもよります。あと解法も参考書に載っているものだけじゃなくて、自分流のものを見つけると良いですね。
高:自分流のものを見つけるにはどうしたらいい?
前:答えを見ずに何でかな? って考えることですね。
高:そういうことね。英語はどうだった?
前:ほんと単語が・・・百式英単語がなければ今の自分はいないですね。百式英単語をやっていくうちに友達との単語勝負にも負けなくなってきましたし、予告なしの単語小テストも25点中24点とれましたし。それに加えて長瀬先生の英語の授業やセンター英語190点取る会もあったので最初は90点しか取れなかったのに最終的には178点取れましたから。
高:すごいな!それはホント良かったね!!英語がそんな風にできるようになったのはいつごろからかな?
前:単語のみであれば一ヶ月ぐらいでわずかながら効果はありましたね。英語全体で言うならば、二ヶ月ぐらいたってからですね。模試でも記述とかで最初は偏差値48だったんですけど60ぐらいまであがりましたから。
高:できる前とできるようになった後では差異感はあったかな?
前:ものすごくありましたね。英語が好きになりました。
高:基礎を深く理解する・・・単語や公式がベースになるからしっかりやらないとね。
前:その通りですね。
高:前島君もそうだけど、みんな大学にドンドン受かって行ったよね? そこには何があると思う?
前:最後にきちんと受かっていったメンバーは毎日塾を利用していましたよね。それが一番だと思います・・・皆が本気だったので僕も刺激されましたし。
高:心の部分が最後には大切になってくるよね。大学合格して立志塾が良かったなって思う点は何かな?
前:いつも皆が同じ自習室にいて真面目に勉強していて、先生たちとも仲が良くて良い雰囲気があってやりやすかったところですね。
高:やっぱり最終的には雰囲気が大切になるよね。みんながやる気になっている空間があるのは大きいね。
前:模試の出来が悪くても、もっと頑張ろうって気持ちになれますしね。
高:最後に後輩に立志塾を利用しての大学受験のアドバイスはある?
前:自習室に毎日来て、予定表もしっかり作成して、やることを一つに絞って、周りとの雰囲気作りも大切にしながらやっていけば良いと思います。
高:良い意味で利用しなきゃいけないよね。
前:そうですよ。使わないのはもったいないです。
高:うん。
まあ、とりあえずは・・・これからがスタートだけど、合格おめでとう。
前:ありがとうございました。
(高木/2011年4月00日)
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