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合格対談 2013年度 慶應義塾大学 商学部 合格 井本智博 君(加茂高校2012年卒)

中学3年生の夏、定期テストで200点代後半しか取れなかった、あの男の子が、5年後慶応義塾大学に合格。この5年の歳月は、彼をどう変貌させたのか。本気の思いとは? 本気の思いが叶うとは? 人生というステージに照らし合わせ思いを形にするとはどうすれば良いのか、人生という難関大学受験をどう突破していくのか、どう目標を叶えていくのか・・・。目標をクリアするための奥義を聞き出しました。

 

 

 

You Tubeでインタビュー
映像を公開

インタビューの全編はYouTubeで見ることができます。
http://youtu.be/VE9iab8UxQQ

燒リ(以下、「焉v):今日は立志塾に中学3年生の夏に入って来たところから、今日までのドラマを語ってもらいたいなと思って。目的としては、これを見て、本当に頑張ってやるぞ、という気持ちにみんなになって欲しいという思いでこれを撮影していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。まあ、撮影されていることを意識せずに(笑)、話があっちこっち行っても、まあ作られた感がない感じでやっていきたいと思っているのでよろしくお願いします。
井本(以下、「井」):よろしくお願いします。
焉Fじゃあ、早速。井本君は中3の夏頃にうちの塾に入って来たんだよね。

中学時代期末テスト200点台から加茂高校、そして慶應義塾大学へ。

焉Fその時の井本君の実力というのは、期末テストでどれくらいだったっけ?
井:200点後半、250点、260点、それくらいですね。良くて300点ぐらい。実力テストもだいたいそれと同じくらい。
焉Fそれが、まあ、中3から3年、4年、5年たって、今の結論というのは慶應大学に受かったと。
井:はい。
焉Fということは、本当に、例えば中3の今の段階でそういう点数であっても、大きい可能性はあるよという、夢を(立志塾の生徒に)与えてあげることはできるよね。
井:はい、そうですね。本当にそうだと思います。
焉Fそもそも、うちの塾に入るきっかけは、おばあちゃん?
井:そうっすね。祖父母がチラシを持って来てくれて、そろそろ塾に入ったらどうだ? ということで、入ることに決めました。
焉F最初の立志塾の印象はどうだった?
井:えっと、そうですね。ちょっと宗教っぽいというか(笑)、根性論があるなというか。そういうところをかなり強調しているなという感じで、かなり共感を持てたかなと思います。 焉Fあの〜、本気の思いは必ず叶うぞとか(笑)
井:そうですね。ある意味洗脳じゃないですが、刷り込んでじゃないですが、信じ込ませるというのがうまいなと思いました。
焉F実際中学校に入って、高校受験までの流れの中で、伸びていっているなぁ〜という感じは、どんな感じだったのかな。
井:実力テストの結果もだいぶ良くなってきているなぁ、加茂高の合格も夢じゃないなぁという感じになった時に、伸びているなと感じました。
焉Fそれで結論として、加茂高校に合格するんだけれども、そもそもなぜ加茂高校を志望したのかな?
井:まあ、この辺の進学校といったら、可児高校か加茂高校なので、自分には加茂高校があっているなと思って加茂高校にしました。
焉Fとりあえず、進学校には行きたいなと。
井:そうですね。

高校に入った時と同様に、大学でももっとレベルの高い所で自分を磨いていたい。

焉Fそれで合格して、いよいよ高校1年生がはじまるわけだけれども、なぜ高校1年生から立志塾に通おうと思ったの。

井:それは高校受験の勉強を始めるのが、かなり遅かったので、あとから取り戻せないことはないんだけれども、その分努力しなければいけない、あとでえらい目見るのは自分だなと思ったので、今回は折角受かったので、早いうちから対策を練っておくのが最終的に自分のためだなと思って、立志塾に高校1年生から通うことにしました。

中学3年生の時に立志塾に入塾。お世辞にも良い成績とは
言えない状態からのスタートだった。彼の当時の成績を聞いたら、
彼の今回の合格に誰しもが驚くに違いない。

焉Fなかなか、そうやって高尚に考えられる子っていないと思うけど(笑)、中学校の時の、自分としての出だしのスタートの遅さを、反省する感じがあったんだね? 中学校の時に、もっと早い段階でやれば、もっと早く伸びていったのにと思ったんだね。
井:そうですね。もっと、早い段階からやっていれば、嫌いにならないですんだ、得意になってどんどん楽しくやれて、良い成績で合格できたんじゃないかなということはうすうす感じてたんで、今回はそうならないように、後悔しないように、そういう意味ではじめのうちからやろうと。
焉Fそういう決意のもとに高1から入ったんだけれども、高1の段階での大学の志望校というのはどこだったっけ?
井:名古屋大学です。この辺でいったらトップ校なんで、目指そうと思いました。
焉F自分が名古屋大学を目指そうと思ったときの、自分の現実的な数字的なレベルは、かけ離れた感はあったかな?
井:かなり(笑)あったと思います。
焉Fそれでも名古屋大学を目指そうと思ったんだね。それは何でかな?
井:加茂高入って、自分より頭の良いヤツがいっぱいいて、そこに、その集団に入れることがひとつ喜ばしいというか、自分にとってためになるなと思ったんで、大学でも、同じようにもっとレベルの高いところで自分を磨いていたいなと思ったんで、多少無理があっても、目指してみようかなと思いました。
焉Fそういう中で、塾と学校という両輪をどうやってうまくやりこなしたのかな?
井:基本的には、塾で学校の予習をやって、内容を理解した段階で、学校の授業を復習として受けるという風にやることで、内容をより深く理解して、しっかり定着することができたと思います。
焉F塾の勉強というのは、学校の勉強のためにやるという感じなんだよね?
井:リンクさせるという感じですね。バラバラでやるわけじゃなくて、塾は塾、学校は学校ということじゃなくて、学校で理解するために塾でやってという風にやることで、どちらもうまくいくようにという。
焉F折角学校もそれなりに良いことをやってくれているのだから、この両輪をうまく使うということだよね。井本君の場合は塾を予習型でやっておいて、学校を復習型でやると。そうすると、二十三重で定着できるよね。。
井:はい、そうですね。
焉Fあと他に心がけたことは?
井:定期テストでは、英数に関しては8割、9割以上を取ることを毎回心がけて、テスト前は勉強していました。
焉F高1高2の子達への大きいアドバイスとしては、高校の定期テストでメイン科目を8割9割とるということが大きい基軸になるよね。下手な他ごとをやるよりも目先の定期テストで8割9割とれることをやりなさいと。 実際そういう意識のもとにやることによって、8割9割は取り続けることはできたのかな?
井:そうですね。最初の段階から取り続けることはできましたね。
焉Fそれは中学校の自分と比べて大きい変化はあったのかな?
井:かなり大きかったと思います。だから、学校の授業はついてけないということは全くなく、特進クラスに(2年生時)進むことができましたし、順調だったと思います。
焉Fその8割9割を取り続けようとする気持ちをキープできたのが凄いなと思ってさ。そういうことって、みんな言うは言うよね。そうだけど、それをやり続けれないよね。何で井本君はやり続けることができたの?
井:まあ、取れたからというはありますね。
焉Fなるほど。
井:前取れたから、今回もやろうという感じで、どんどん連鎖的にといいますか、毎回続けることができましたね。取れるように毎回頑張ったという感じですね。
焉F1回まずは取ることが大事だよね。
井:そうですね。最初の段階で取っちゃえば、あ とはもう、こないだも取れたし、もう1回やろうという感じになるので、まあプラスのスパイラルというか。
焉F早い段階でやっぱり、その理想論を理想論じゃくして、形として、体感値で体に流すということが大事だよね。塾で成功するパターンだよね。

「やる」という定義、それは「0.3秒で答えられるようになるまで」ということ。

焉F具体的な勉強の流れの中で、例えば英語。英語はどういう風にやっていたのかな?
井:基本的に塾の授業で理解して、学校の授業でまた復習するという形と、塾でやっている単語テストを毎回満点合格することを心がけていました。
焉Fそう、そこがね、本当に凄い大事で、当然塾でこれやりなさいよと言うってことは、当然それに対してこちらの思いもあるわけだし、それをやりつづけた先には、必ずこういう実りが得られるよということを意識してやっているわけで。井本君は、そういう中で、例えば、単語テストがあって、8割でも合格ですよというのが合格なのであれば、別に8割でも良いわけであって、8割でも合格していけば「やる」ということになるわけで、その人の定義であれば。 井本君的に小テストはどういう形で合格しなければならないと定義づけしていた?
井:単語帳で覚えなくて良い単語なんてないと思っていて、載っている限りは覚えなくてはならない、覚えたってことは満点が取れるという、絶対、満点とってやるという気持ちで、時間かけて勉強していました。
焉F時間かけて勉強していたって、毎週1回英語の単語テストがあったわけだけれども、圧倒的な成績で合格していたよね。どうなるまで勉強していた?
井:本当に0.3秒で瞬間にでてくるまでしっかりやりこんでいましたね。
焉Fそこだと思うんだよね。やるという定義をいかに定義をつけるのか? BOOKといわれて、「う〜ん、本」って答えても正解は正解だよね。けども、井本君はBOOKといわれた瞬間に0.3秒で「本」と答えられなければ、そこの体感値が得られるまでやらないとやるとは言えないと。だから50個という単語もその体感値になるまで1週間やりつづけてやったということだね。高1の段階からそういう「やる」という定義を明確にして、日々の小さい小テストから全部やったと。
井:そうですね。
焉Fそれで高1〜高3にかけて小テストは1回も落ちていないんだよね?
井:はい、そうですね。
焉Fそこだよね。そういうやる中で、だんだん実力がついてきたな〜と思えたのいつぐらいからだった?
井:高2の夏あたりに数学がずばぬけて出来たんで。学年5位ぐらいまでいったので。かなり力ついてきたなって。今までは定期テストは取れても実力テストや模試でなかなか取れないって感じだったんだけど、そういう風にいきなりバーンと取れるようになって力がついてきたなと思いました。
焉F目先の目標は定期テストで8割9割という目標設定にして、そこで小さな成功体験を入れこんで、それをずっとやりつづけて、その間、模試で結果が出たり、出なかったりという時期もあったんだよね。 模試で結果がなかなか出なかったという時期もあったんだけど、何でやり続けることができた?
井:塾の先生の言葉とか、先輩の言葉とかを聞いて、まだできないけど、いつか必ず出来るようになると、信じられたのが一番大きかったですね。
焉F目先のことに動揺することなく、成功者の人達が、そういう風に途中の全国模試が悪くても、とりあえず、定期テストで8割9割取り続けることができれば、大丈夫だよとブレずにやりつづけて、結局高校2年生の夏ぐらいの模試で数学で学年5位になったと。やっぱりかと。そこで、早い段階でそういう体感値が得られたわけだよね。
井:そうですね。そういう成功体験が少しずつではありますが、積み重なって自信になったかなと。
焉Fこういう形で高3になって、受験生になったからといって、大きく受験勉強の方法を変えたのではなくて、高1高2のリズム感のままやりつづけたと。
井:そうですね。
焉Fそれでも結局現役時代は大学に落ちて、浪人するということになるんだけれども、基本の勉強スタイルは変えなかったと。
井:そうですね。

「計画を立てるということは今やっていることを正当化
できるという作業、自分の今やっていること信じきって
やれるということがかなりのメリットだ」そう話してくれた。

焉Fとりあえず、今まで言ったことをまとめて、高校1年生、2年生への子達のアドバイスとして、まず、「やる」とは何か、定義をちゃんと明確にしろということがもの凄い大きいポイントだと思うんだよ。井本君の単語暗記をしたという定義は、「0.3秒で答えられるにする」。 数学はどう? 問題文を見て、パッと解答が浮かぶか。そういう形になるまで何度も何度も反復する。解説を読んで分かるという段階ではダメで、自分が解ける。すっと解けるという段階までもっていく。それものすごい結論だと思う。すべてにおいて「分かったという定義、パッと問題を見た瞬間に。こうでこうでこうでこうだからこうなるパーンという感じで引っかかりなく答えがスラスラ言える。英語も数学も定義は一緒だよね。だから、この感覚値で早い段階でやり続ければ、本当に結果として、必ず、すぐには結果としてでてこないかもしれないが、やりつづけたその先には必ず実りが得られますよと言い切れるよな。
井:はい、言い切れます。
焉Fそれは本当に塾の先輩達が立証してくれていることだし。今年も井本君が完全に立証してくれたことだし、間違いのない勉強法として言い切れるよね。

「計画を立てる」ということは、今やっていることを正当化できるということ。

焉F浪人時代は計画をしっかり立てようと考えたわけだよね。
井:はい。
焉Fちょっとその辺を話してよ。
井:まず今年1年間で、どの教材をどのようにやるのかを明確にして、それに基づいて、月単位ではどれくらいやれば良いのか、週単位ではどれだけやれば良いのか、一日単位ではどれだけやれば良いのかという風に具体的に落とし込んで、その日のやる勉強を明確にして、勉強していましたね。
焉Fなるほどね。浪人時代に計画を立てなければならないと思ったということは、現役時代、その辺のツメが甘かったということかな?
井:そうですね。どちらかというと量に追われて、目先のことばかり考えてて、あのゴールというか入試のことをあまり意識できてなかったと反省しなければならないと思いました。
焉F人生も含めてだけど、日々の量に追われてしまうわけだよね。そういう計画を立てることって、あとでやればいいじゃんって思うんだけど、逆に緊急性はないけど実は非常に重要なこと。それをあえて先にやるってことというのは意義深いことだよね。
井:そうですね。
焉F計画を立てることによってどういう感覚が得られる?
井:そうですね。計画を立てないと今やっていることが正しいのか間違っているのか不安になってきて、最終的にぶれてきてしまうということがおきるんです。計画を立てることによって、計画通りに進めれば必ず1年間で間に合うようになっているんで、自分の今やっていることが信じきってやれるということがかなりのメリットじゃないかと。
焉Fシビレルね。凄い定義をもらったなと。計画を立てるって何で計画を立てるのか? その答えを今まで自分的に見つけることができなかったけれども、井本君が発してくれたというかさ。「計画を立てるということは今やっていることを正当化できる」という作業だよね。例えば慶應受けようが、結局単語も、BOOKという単語も覚えなければならないわけで。でもそうすると、目標があまりにもでかいと。今やっていることが「こんなBOOKなんて単語覚えていても良いのかよ」ってぶれまくるよね。けども、先にゴール設定しているわけだから、これはそれで良いんだよと、常に今やっていることを正当化できて、自分をぶれなくさせる。あと他には?
井:1冊を完璧にする。自分が持っている問題集を1問でも解けない問題をなくするようにするとか、完璧に解けるまで何回も何回も解けるまで反復してやると、あんまり他の参考書を手をつけることはしなかったですね。
焉Fそこにも意味があってさ。よくさ合格体験記なんかに参考書を何度もやるというようなアドバイスが書かれていたりするわけだけども、何で何度もやるのかということだよね。例えばさ、過去の立志塾の合格していった先輩達がこの参考書が良いよと、これで受かったからと聞いて、じゃ僕もやろうと、やるわけやん、しかし、大多数の子が「うっと」「できん、わからん、やれん」となった瞬間に「じゃこっちが良いんじゃないか」と投げ出す。
井:自分がやれない問題をやり残して、他の参考書に移っても、またできない問題を残してしまうだけで、全く成長していない、時間の無駄ということになると思います。 焉F思うのはさ、この先輩が良いよといって、これで受かったよといわれたら、自分でやっておって、そうなのかな?と疑問が出て来るかもしれないけど、そういう体感が得られるまで、良いと思えるまで何回もやれと。
井:成功体験を得られないと先へは進めないと思うので、その感覚が得られるまで、塾を信じてやりきるということが大切だと思います。
焉F本当に自分が今回の井本君の合格から伝えたいことは、クサいかもしれないが、「本気の思いは必ず叶う」ということ。あの中学3年生の夏に、250点ぐらいしかとれなかったあの男の子が、普通そのままで自分の可能性をこのレベルで信じていたならば、とんでもなく、慶應に入れるわけないよね。けども、5年という月日の中で、浪人はしたかもしれないが、こんだけ、自分の可能性の高みを上げれたということは、勉強という領域を超えた中で、いろんな人に勇気を与えれるんじゃないかなと思って。自分もものすごい勇気をもらったし、やっぱり思い続けること、で思いだけじゃなくて、本当に日々の毎日の中で自分と対峙して、本当に実践していくという行動力というか、そのやり続けるというパワー、やり続けるということさえ出来れば、本当に大きな実りが得られるんだなと。本当に感動するしかないよね(笑)
(話は続く)続きは是非YouTubeの方でご覧下さい→http://youtu.be/VE9iab8UxQQ

今回のインタビューで一番刺激を受けたのがこの私。人生に対してのやる気をもらいました。私が一番感銘を受けたこと。それは計画を立てること。なぜ、彼は浪人スタート時、この1年間の計画を立てたのか? 彼の計画を立てるという定義とは。。。
受験生もちろん、大人が見ても非常に示唆に富む内容のインタビューとなりました。
来年、大学受験を本気で挑もうと思っている子。人生という難関大学受験をどう乗り切れば良いのか迷っている大人達。是非、続きの映像(http://youtu.be/VE9iab8UxQQ)をご覧下さい。気合いと人生の方向性をもらえます。

(燒リ/2013年3月)


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